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ゲームマーケット2012秋 イベントレポート前回のゲームマーケットより半年、ついに我々は出展者側として参加することになったのである。6月に完成した弊社のボードゲーム第1弾『Armed Warfare』を引っ下げ、決戦の地である東京都台東区にある「東京都立産業貿易センター」へと降り立った。 駐車場付近で一悶着はあったものの、無事に辿り着き、商品の搬入を開始する我々。 周辺の出展者達を見ると、はやり我々よりも手馴れている感があり、若干焦る。 そして搬入の最中にアクシデントにより破損した小物の修理やら、レジ用の机に引くテーブルクロスを買うかどうか等で少々テンパりつつも、何とか開場時間前に全ての準備を整え、ゲームマーケットは始まりを告げた。 最初の数十分はずっとスルーされっぱなしで「ひょっとしたら終了までこのままずっと客が来ないんじゃないか」という不安もあったが、一人が試遊台に来てプレイしているとその周りに人だかりができ、プレイ風景を熱心に見ている人が多かった。 しかも試遊している間に一人購入者がいたらしく、その後も午前中は凄まじい勢いで購入者が増えていったのだった。 試遊台の方も盛り上がっていた。途中で副社長が考案した「三人集まればスーパーフルボッコタイム」制度で、凄まじい勢いでボコされる私と、凄まじい勢いで配られる500円引き券。 一回ごとのプレイ時間が長すぎたのが痛かったが、試遊台でのプレイを見ていたお客さんが「今度は俺だ」と言わんばかりに次のプレイに即座に参加してくれた時などはゲーム屋冥利に尽きると感動すら覚えた。 結論から言えば、商業的には大失敗だったといえるだろう。 ただ、商品の出来が悪い訳ではなく、こちらの想定していたターゲット層とゲームマーケットの来場者の間にギャップがあったのは事実だった。その証拠に、ロボットゲーや戦略ゲーが好きであろう人達からは500円引き券が無くとも購入する人物はいた。 それ以外にも販売戦略の見直し、売れるゲームの傾向、ヘルプで入ってくれたスタッフ用のマニュアルの配備等、改善すべき部分は山程見つかったが、言い換えればそれだけ得る物は多かったという事で、ある程度の売上も得られたし、経験値の蓄積という意味では大成功だったと胸を張って言えるのではないだろうか? 次回のゲームマーケットではこれらの問題を大幅に改善しつつ、新たなゲームを引っ下げて是非ともリベンジを果たしたい。 そんな思いを胸に秘め、我々は帰路に就いたのだった。 ICE代表 内田 翔
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